研究
透析患者のカルニチン血中濃度測定のタイミングと至適投与量
水野 章子
1
1成城じんクリニック
キーワード:
Carnitine
,
血液透析
,
腎不全-慢性
,
性因子
,
薬物用量反応関係
,
静脈内投与
,
Acylcarnitine
Keyword:
Carnitine
,
Renal Dialysis
,
Kidney Failure, Chronic
,
Sex Factors
,
Dose-Response Relationship, Drug
,
Administration, Intravenous
,
Acylcarnitine
pp.481-486
発行日 2021年9月25日
Published Date 2021/9/25
DOI https://doi.org/10.24479/J00714.2022037861
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当院で週2000mgのL-カルニチン静脈内投与を24週間以上継続していた透析患者88例(男性58例、女性30例、平均年齢73.0歳)を対象に、カルニチン血中濃度測定のタイミングと血中濃度に影響する因子について検討した。その結果、透析患者へのL-カルニチン投与量は、透析後遊離カルニチン濃度が36μmol/L未満でドライウエイトが低く、小分子量物質の透析効率が比較的良好な症例を除き、週2000mgでもよい可能性が考えられた。
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