発行日 2015年3月10日
Published Date 2015/3/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2015202947
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透析患者へのレボカルニチン静注の安全性について検討した。遊離カルニチン濃度が基準に満たない透析患者93例を対象とした。レボカルニチンを透析終了後に1回1000mg、週3回投与し、副作用について調査した。4例(4.3%)に副作用と思われる症状が出現した。投与想者のうち5例のレボカルニチン投与開始前の時点、また投与開始8~21週の連続する3日間の、遊離カルニチン、アシルカルニチンの血中濃度を測定し、透析による除去の影響を検討した。透析前後の遊離カルニチンとアシルカルニチンは透析により約7割除去されたが、いずれも基準値以下にまで低下することはなかった。
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