特集 新生児・小児蘇生法の不易流行-ガイドライン改訂を支える研究論文
新生児蘇生法 蘇生の中断 CoSTR/JRC蘇生ガイドラインでの考え方の変遷も含めて
徳久 琢也
1
1昭和会いまきいれ総合病院 地域周産期母子医療センター新生児内科
キーワード:
診療ガイドライン
,
治療の差し控え
,
新生児蘇生法
Keyword:
Practice Guidelines as Topic
,
Withholding Treatment
pp.2041-2044
発行日 2021年12月1日
Published Date 2021/12/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2022082229
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<Key Points>(1)「蘇生の中断」の考え方は、これまでCoSTRの改訂の際に変更があった。(2)CoSTR 2005-2015までは「10分間の適切な蘇生処置後に心拍再開を認めない場合、蘇生の中断を検討する」であった。(3)CoSTR2020では大きく変更され、「蘇生の中止を決断する時間設定を推奨せずその環境に適した蘇生のステップをすべて実行しても反応しない場合に、蘇生の中止を検討する」となった。(4)今後も新たな知見によって変更となる可能性があり、up-to-dateの確認が大切である。
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