特集 てんかん-知識のアップデート:基本から最新のトピックスまで
小児で重要なてんかん症候群 中心・側頭部に棘波をもつ良性小児てんかん
下野 九理子
1
1大阪大学 大学院連合小児発達学研究科
キーワード:
抗けいれん剤
,
鑑別診断
,
脳波記録法
,
てんかん-Roland
Keyword:
Epilepsy, Rolandic
,
Anticonvulsants
,
Diagnosis, Differential
,
Electroencephalography
pp.1677-1679
発行日 2021年10月1日
Published Date 2021/10/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2022030541
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<Key Points>(1)BECTSは3~10歳ごろに発症し、睡眠中の発作で脳波にて中心・側頭部に棘波を有するてんかんである。(2)自然終息性の経過をとり、薬剤反応性てんかんであることを保護者に説明し、不用意な心配や日常生活の制限を避けることは重要である。(3)脳波異常に伴う認知機能の低下や合併症について評価する必要がある。
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