特集 小児で経験する「血液の異常」-血液疾患の鑑別とトピックス
総論 骨髄検査の適応と注意点
岩本 彰太郎
1
1三重大学医学部附属病院 小児・AYAがんトータルケアセンター
キーワード:
骨髄検査
,
生検
,
穿刺
,
組織細胞学的標本技術
Keyword:
Bone Marrow Examination
,
Biopsy
,
Punctures
,
Histocytological Preparation Techniques
pp.1035-1039
発行日 2021年7月1日
Published Date 2021/7/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021295247
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<Key Points>(1)一般小児内科診療において、骨髄検査を実施する機会は少ないが、その適応を理解することは正しい診断をつけるうえで重要である。(2)骨髄検査は、骨髄穿刺と骨髄生検に大別されるが、それぞれの検査の特徴をよく理解して実施すること。(3)骨髄検査を実施するにあたり、起こりうる合併症を理解し、患者の状態も含め総合的に判断すること。(4)骨髄検査を正しく評価するには、塗抹標本など検体処理がポイントになるため、十分な経験のある医師やスタッフがいるところで実施することが望ましい。
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