特集 食物アレルギー-変わる常識と新たなクリニカルパール
見逃しやすい食物アレルギー 新生児・乳児食物蛋白誘発胃腸症と好酸球性消化管疾患
山田 佳之
1
1東海大学 医学部総合診療学系小児科学
キーワード:
鑑別診断
,
食道炎-好酸球性
,
胃腸炎-好酸球性
,
胃腸管アレルギー
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Eosinophilic Esophagitis
,
Eosinophilic Enteropathy
pp.937-942
発行日 2021年6月1日
Published Date 2021/6/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021247848
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<Key Points>(1)新生児・乳児食物蛋白誘発胃腸症は非IgE依存性、好酸球性消化管疾患は混合性のアレルギー反応である。(2)新生児・乳児食物蛋白誘発胃腸症はFPIES、FPIAP、FPEに分類される。FPIESについてはchronic FPIESを含め詳細な分類が追加されている。(3)好酸球性消化管疾患の診断には病理組織所見の確認が必須である。(4)好酸球性食道炎は内視鏡所見が特異的である。
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