特集 実践-小児の輸液
輸液製剤の特徴と適応 輸液製剤混合時の注意点
名徳 倫明
1
1大阪大谷大学 薬学部実践医療薬学講座
キーワード:
Calcium
,
Carbapenems
,
Ceftriaxone
,
Cysteine
,
Glucose
,
Phenytoin
,
静注用脂肪乳剤
,
調剤
,
薬物配合禁忌
,
輸液療法
Keyword:
Cysteine
,
Carbapenems
,
Drug Compounding
,
Glucose
,
Calcium
,
Ceftriaxone
,
Phenytoin
,
Fat Emulsions, Intravenous
,
Drug Incompatibility
pp.499-504
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021208436
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<Key Points>(1)注射剤配合変化の要因は、物理的要因と化学的要因に分類される。配合変化は注射剤の混合だけではなく側管投与の薬剤も考慮しなければならない。(2)配合変化の予測には、経時変化やpH変化を調べた直接法、pH依存性配合変化をpH変動スケールから予測する間接法がある。(3)セフトリアキソンナトリウム注とカルシウム含有製剤は同時に投与してはいけない。(4)脂肪乳剤は各種輸液製剤との混合を避ける。中心静脈ラインの側管からの投与は可能であるが、ほかの治療薬を輸液製剤へ混合するまたは側管で投与する場合、脂肪乳剤との同時投与を避ける。
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