特集 実践-小児の輸液
輸液製剤の特徴と適応 微量元素・ビタミン製剤
永田 公二
1
1九州大学 大学院医学研究院小児外科学分野
キーワード:
Selenium
,
Vitamins
,
静脈栄養
,
微量元素
Keyword:
Trace Elements
,
Vitamins
,
Parenteral Nutrition
,
Selenium
pp.491-498
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021208435
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<Key Points>(1)中心静脈栄養施行中の患児には、微量栄養素(微量元素・ビタミン)の連日投与が推奨されており、別々に投与されることが望ましい。(2)微量栄養素(微量元素・ビタミン)の投与を考慮する際には、その欠乏症や過剰症に関して習熟しておかなくてはならない。(3)わが国では、小児用の複合微量元素製剤・総合ビタミン製剤はないため、年齢・侵襲・病態に応じた投与量を考慮しなければならない。(4)わが国で販売されている複合微量元素製剤に通常含有されるのは、鉄(Fe)、マンガン(Mn)、亜鉛(Zn)、銅(Cu)、ヨウ素(I)である。最近、セレン(Se)製剤が商品化された。
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