特集 必携!外傷と外科疾患への対応
外傷 口腔内の外傷
福政 宏司
1
1北九州市立八幡病院 小児救急・小児総合医療センター
キーワード:
異物
,
魚類
,
口腔疾患
,
創傷と損傷
,
歯ブラシ
,
魚介
,
歯牙損傷
Keyword:
Wounds and Injuries
,
Foreign Bodies
,
Mouth Diseases
,
Fishes
,
Tooth Injuries
,
Seafood
pp.183-189
発行日 2021年2月1日
Published Date 2021/2/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021147498
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<Key Points>(1)歯科医の緊急処置が必要な歯牙損傷分類を理解し、脱落した歯牙の適切な保存方法を選択する。(2)歯ブラシ外傷は予防可能な外傷である。可能なかぎり保護者に対して事故予防指導を行うことが望ましい。(3)魚骨など口腔内、咽頭および喉頭異物に対する診療マネージメントは各施設で小児科医、耳鼻科医、麻酔科医であらかじめ相談しておくとよい。(4)口腔内の外傷にのみ気を取られることなく全身診察を行うことを心がける。(5)虐待の可能性を常に考えて診療する。
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