特集 小児日常診療でその薬を使うとき・使うべきでないとき
II 感染症
27.肺炎マイコプラズマ感染症と抗菌薬
石黒 信久
1
1北海道大学病院 感染制御部
キーワード:
Erythromycin
,
Minocycline
,
Mycoplasma pneumoniae
,
抗感染剤
,
診断用試薬キット
,
肺炎-マイコプラズマ性
,
Azithromycin
,
Clarithromycin
,
禁忌(治療)
Keyword:
Anti-Infective Agents
,
Erythromycin
,
Mycoplasma pneumoniae
,
Minocycline
,
Reagent Kits, Diagnostic
,
Pneumonia, Mycoplasma
,
Clarithromycin
,
Azithromycin
pp.1568-1569
発行日 2016年12月1日
Published Date 2016/12/1
DOI https://doi.org/10.18888/J00639.2017086299
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肺炎マイコプラズマ感染症の原因となる肺炎マイコプラズマは生物学的には細菌に分類されるが,細胞壁をもたないのでペニシリン系,セフェム系などの細胞壁合成を阻害する抗菌薬には感受性がない.その治療には,主にマクロライド(ML)系やテトラサイクリン系などの蛋白合成阻害薬が用いられ,成人ではキノロン系などのDNA 合成阻害薬が用いられることもある.
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