特集 一から学びなおす 婦人科がん化学療法有害事象の管理
発熱性好中球減少症・敗血症
嶋田 貴子
1
,
佐野 正浩
1長崎大学病院 産婦人科
キーワード:
Granulocyte Colony-Stimulating Factor
,
抗腫瘍剤
,
抗細菌剤
,
生殖器腫瘍-女性
,
敗血症
,
好中球減少症-発熱性
,
臓器機能障害スコア
Keyword:
Anti-Bacterial Agents
,
Antineoplastic Agents
,
Genital Neoplasms, Female
,
Granulocyte Colony-Stimulating Factor
,
Sepsis
,
Organ Dysfunction Scores
,
Febrile Neutropenia
pp.177-182
発行日 2020年2月1日
Published Date 2020/2/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2020137218
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発熱性好中球減少症は緊急性の高い病態である。重症化するリスクが高いか否かを患者の臨床背景から素早く判断することが大事で、リスクが高いと判断した場合は第4世代セフェム、あるいはペニシリン系のタゾバクタム/ピペラシリンを使用した経静脈的治療を開始する。G-CSF製剤は本来予防的投与として用いるものであり、治療的投与として用いるのは発熱性好中球減少症が重症化するリスクが高いと判断した症例に限ることを覚えておくことが大切である。
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