特集 小児神経学-現在から未来へ
各論 最新の治療 てんかん外科治療の適切なタイミング
石下 洋平
1
,
川合 謙介
1自治医科大学 脳神経外科学講座
キーワード:
インフォームドコンセント
,
開頭術
,
MRI
,
専門職間人間関係
,
てんかん
,
脳神経外科
,
脳梁離断術
,
てんかん-薬物抵抗性
,
小児科医
,
脳神経外科医
,
保護者
Keyword:
Neurosurgical Procedures
,
Craniotomy
,
Epilepsy
,
Informed Consent
,
Interprofessional Relations
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Drug Resistant Epilepsy
,
Pediatricians
,
Neurosurgeons
,
Split-Brain Procedure
pp.405-408
発行日 2020年3月1日
Published Date 2020/3/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020188010
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<Key Points>(1)小児の薬剤抵抗性てんかんに対しては、成長運動発達に及ぼす影響を考慮すると、できるだけ早期に根治的外科治療が施行されるべきである。(2)外科治療適応とその施行時期決定にあたっては、確実なてんかん病型診断と正確なてんかん焦点局在の同定、各てんかん疾患群の自然歴や予後の把握が必須である。(3)外科治療適応の決定とその施行には、小児科医とてんかん外科医の緊密な連携が必須であるが、てんかん外科医の絶対数は不足しており、各地域における体系的なてんかん診療システムの構築が課題である。
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