特集 小児科医が知っておきたい精神医学
症状からみた鑑別診断・対応のポイント 強迫行為、常同行動(抜毛)
小平 雅基
1
,
齋藤 真樹子
1母子愛育会総合母子保健センター愛育クリニック 小児精神保健科
キーワード:
強迫行動
,
強迫症
,
インプローシブ療法
,
鑑別診断
,
心理的ストレス
,
認知療法
,
抜毛症
,
Serotonin Uptake Inhibitors
,
強迫観念
,
常同運動症
,
チック症
Keyword:
Stereotypic Movement Disorder
,
Diagnosis, Differential
,
Cognitive Behavioral Therapy
,
Stress, Psychological
,
Implosive Therapy
,
Compulsive Behavior
,
Serotonin Uptake Inhibitors
,
Obsessive Behavior
,
Obsessive-Compulsive Disorder
,
Tic Disorders
,
Trichotillomania
pp.1887-1890
発行日 2019年12月1日
Published Date 2019/12/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020088621
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
<Key Points>(1)児童思春期にみられる「くり返しこだわる」病態はわりあい多く認める。(2)随意性、複雑性、感情の属性について検討していくことが必要である。(3)DSM-5で「くり返しこだわる」ことを中核病理とした「強迫症および関連症」が新しくカテゴリー化された。(4)強迫症においては曝露反応妨害法を中心とした認知行動療法の実施が望まれている。
Copyright© 2019 tokyo-igakusha.co.jp. All rights reserved.