特集 小児科医が知っておきたい精神医学
子どもによくみられる精神疾患 診断と治療のポイント 心的外傷およびストレス因関連障害
亀岡 智美
1
1兵庫県こころのケアセンター
キーワード:
恐怖
,
ストレス障害-心的外傷後
,
認知療法
,
Serotonin Uptake Inhibitors
,
家庭内暴力
,
社会的支援
,
反応性アタッチメント障害
,
心理教育
,
ストレス障害-急性
,
心的外傷
,
心的外傷およびストレス因関連障害
,
脱抑制
Keyword:
Cognitive Behavioral Therapy
,
Stress Disorders, Post-Traumatic
,
Psychological Trauma
,
Trauma and Stressor Related Disorders
,
Fear
,
Serotonin Uptake Inhibitors
,
Domestic Violence
,
Reactive Attachment Disorder
,
Social Support
,
Stress Disorders, Traumatic, Acute
pp.1945-1949
発行日 2019年12月1日
Published Date 2019/12/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020088634
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<Key Points>(1)反応性アタッチメント障害や脱抑制型対人交流障害は、アタッチメントの対象すらもたない子どもが示す非常にまれな病態である。(2)アタッチメントに障害を有する子どもには、安全な環境と応答性・感受性の高い代替のアタッチメント対象が必要である。(3)PTSDは、心的外傷となる出来事を体験した後の恐怖が長く続き、自分ではコントロールできないさまざまな症状が出現する病態である。(4)PTSDへの第一選択治療はトラウマに焦点化した認知行動療法である。
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