特集 Down症候群の医療管理
医療管理 歯科口腔ケア・咀嚼トレーニング
稲田 穣
1
,
篠塚 修
1島田療育センター 歯科診療科
キーワード:
Down症候群
,
嚥下障害
,
咀嚼
,
口腔ケア
,
嚥下訓練
Keyword:
Deglutition Disorders
,
Mastication
,
Down Syndrome
pp.844-846
発行日 2019年6月1日
Published Date 2019/6/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2019251677
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<Key Points>(1)Down症候群は叢生などの歯列不正、口呼吸による口腔内乾燥、好中球の走化性や貪食能などの免疫応答の問題点を有し、健康の維持に口腔ケアが必須である。(2)患児自身による十分な口腔ケアは難しく、適切なホームケアを確立し、定期的プロフェッショナルケアを受けることが必要である。(3)食を通じてさまざまな上位食形態を経験し、舌を中心とした口腔処理から臼歯部を使用する咀嚼運動へのスムーズな移行が重要であるが、丸呑みなどの異常性の出現へのリスクマネジメントも必須となる。
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