特集 Down症候群の医療管理
医療管理 家族に臨床診断をどのように伝えるか
清水 健司
1
1静岡県立こども病院 遺伝染色体科
キーワード:
Down症候群
,
インフォームドコンセント
,
顔貌
,
細胞遺伝学的分析
,
病名告知
Keyword:
Facies
,
Informed Consent
,
Down Syndrome
,
Cytogenetic Analysis
pp.791-795
発行日 2019年6月1日
Published Date 2019/6/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2019251665
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<Key Points>(1)診断契機を伝える場面では、医療的対応を必要とする所見を優先し、顔貌所見を含む小奇形の情報提供には十分な配慮を必要とする。(2)染色体検査の情報提供においては、視覚情報を用いた検査内容の理解とともに、その目的と意義にもっとも重点をおき、正確な診断とその後のフォローアップのための大切な検査である点を強調したい。(3)結果告知の場面のみで診断は完結せず、むしろその後の線でつながる医療のなかで徐々に診断プロセスのピースが埋まっていく。
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