特集 小児内視鏡外科手術の術中・術後合併症と対策
先天性胆道拡張症手術時のエネルギーデバイス破損
世川 修
1
1東京女子医科大学 小児外科
キーワード:
外科用器具
,
再手術
,
腹腔鏡法
,
腹部X線診断
,
胆道拡張症
,
体内遺残異物
Keyword:
Reoperation
,
Laparoscopy
,
Surgical Instruments
,
Radiography, Abdominal
pp.1221-1224
発行日 2020年11月25日
Published Date 2020/11/25
DOI https://doi.org/10.24479/J00645.2021096786
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4歳女児。先天性胆道拡張症に対し腹腔鏡下総胆管拡張症手術がなされた。だが、術翌日の腹部X線写真で5mm大の線状異物の存在が確認され、改めて術中胆道造影写真と術当日の腹部X線写真を見直したところ、同位置に異物が確認され、エネルギーデバイス破損に関連した腹腔内異物遺残と判断した。手術から3日後の再手術が行なわれ、腹腔鏡下に異物を摘出されたが、異物はデバイス先端に内蔵されているジルコニアであることが判明した。
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