小特集 実臨床における多発性骨髄腫のHot topics
1.多発性骨髄腫における継続治療を考える1)多発性骨髄腫における継続治療の意義・エビデンス~IMiDsによる継続治療の意義と問題点,PIによる継続治療の意義と問題点~
半田寛
1
Hiroshi Handa
1
1群馬大学医学部附属病院 血液内科 診療教授
pp.737-745
発行日 2018年4月30日
Published Date 2018/4/30
DOI https://doi.org/10.20837/5201805737
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プロテアソーム阻害薬(PI)や免疫調整薬(Immunomodulatory Drugs:IMiDs)により多発性骨髄腫(MM)患者の生存期間は飛躍的に延長している。しかし,MMは根治不能であるため治療戦略には様々なバリエーションが存在する。本稿では,近年そのエビデンスが集積しつつある導入療法後の長期継続治療いわゆる維持療法のエビデンスと意義・問題点について紹介する。