特集 造血器腫瘍の予後と予後因子2015
4.骨髄異形成症候群
臼杵憲祐
1
Kensuke Usuki
1
1NTT東日本関東病院 血液内科 部長
pp.801-812
発行日 2015年5月30日
Published Date 2015/5/30
DOI https://doi.org/10.20837/5201506047
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骨髄異形成症候群の予後因子には,血球減少,骨髄の芽球比率,核型,輸血依存性,血清フェリチンレベル,血清β2ミクログロブリン,年齢,合併症がある。また,TP53,EZH2,ETV6,RUNX1,ASXL1,DNMT3A,IDH1などの遺伝子の変異などが報告されている。移植やアザシチジン治療,赤血球造血刺激剤治療などのそれぞれの治療における予後因子が報告されている。