特集 HLA Revisited
4.ナルコレプシー感受性および薬剤副作用とHLA
宮川卓
1
,
徳永勝士
2
Taku Miyagawa
1
,
Katsushi Tokunaga
2
1東京大学 大学院医学系研究科 国際保健学専攻 人類遺伝学分野
2東京大学 大学院医学系研究科 国際保健学専攻 人類遺伝学分野 教授
pp.1067-1071
発行日 2013年7月30日
Published Date 2013/7/30
DOI https://doi.org/10.20837/52013081067
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HLA抗原の多型が疾患と関連することの発見は,1970年代に遡る。これ以後,各種の自己免疫疾患や感染症など,100種類を超える疾患との関連が報告されてきた。さらに近年,いくつかの薬剤副作用にもHLAが関わることが明らかになった。本稿では,HLAと特に強い関連を示すナルコレプシーおよびスティーブンスジョンソン症候群について紹介していきたい。