Japanese
English
研究と報告
ナルコレプシーの1家系—ナルコレプシーと精神疾患
On a pedigree of narcolepsy
笠原 嘉
1
,
瓜生 萬里
1
Yomishi Kasahara
1
,
Mari Uryu
1
1京都大学精神科
1Psychiatric Dept. Kyoto University
pp.813-818
発行日 1960年12月15日
Published Date 1960/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405200281
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1
ナルコレプシーの家系内出現については,estW-phal以来すでに50余例の報告があり,症候性のそれをも含めてナルコレプシーの発現には家族性体質性の素因が不可欠であるとされている。しかしこの疾患の遺伝臨床的研究は乏しく,ナルコレプシーの遺伝型式についてはむろん,ほかの内因性精神病,てんかんなどとの関係についても定説をもたない。われわれの一家系はナルコレプシーと内因性精神病を多発しており,両者の関係の考察に寄与できると思う。従来から家系員の精神疾患についての記載は少なくないが,ただすべて1〜2例の,しかも簡単な報告にすぎず,詳細は不明である。したがつてここではおもに家系員の精神病像に焦点をあわせたい。

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