特集 よくわかる! 精神疾患対応 これ1冊―内科医と精神科医の連携のために
第6部 知っておきたい精神疾患 各論4:睡眠障害
6 ナルコレプシー
千葉 滋
1
,
神林 崇
1
1筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構
pp.259-264
発行日 2024年3月26日
Published Date 2024/3/26
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000693
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Summary
1.ナルコレプシーは日中の過度の眠気を主症状とするが,カタプレキシーをはじめとしたその他のレム睡眠関連症状や合併症についても理解しておくことが他疾患との鑑別に重要である.
2.ナルコレプシーの診断には,終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)と反復睡眠潜時検査(MSLT)の実施が必須であり,検査を実施できる施設とのスムーズな連携が求められる.
3.専門機関へのスムーズな連携のために,患者には睡眠日誌の記録を勧め,また患者のための団体(なるこ会)も紹介できるとよい.
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