特集 職業・環境アレルギーの最前線
Ⅴ.職業性喘息ガイドラインの動向
土橋邦生
1
Kunio Dobashi
1
1群馬大学大学院保健学研究科教授
pp.1482-1489
発行日 2017年10月15日
Published Date 2017/10/15
DOI https://doi.org/10.20837/3201711050
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職業性喘息は,対策を行わない場合は,大量・高頻度のアレルゲン吸入が持続するため重篤化しやすく,しばしば失業し社会・経済的に困窮する。その重要性に鑑み2013年我が国初の職業性アレルギー疾患診療ガイドラインを作成し,2016年には改定を行った。本稿では職業性喘息を取り巻く状況,職業性喘息診療ガイドラインの概要,2016年版の改正点,外国の動向,今後の課題につき解説する。