特集 「アレルギー総合医」と「アレルギー専門医」の位置づけ
Ⅱ.各領域における「アレルギー総合医」と「アレルギー専門医」 6.アナフィラキシー
山口正雄
1
Masao Yamaguchi
1
1帝京大学医学部内科学講座呼吸器・アレルギー学教授
pp.802-807
発行日 2016年5月15日
Published Date 2016/5/15
DOI https://doi.org/10.20837/3201606052
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アナフィラキシーは急激に発症する全身疾患であり,すべての専門分野の医師が関わると言っても過言ではない。近年,アナフィラキシーのガイドラインが発刊されて診断基準が明記され,各国で同じ診断基準の下で症例の集積が行われていくことが期待される。アレルギー総合医としては,最近の進歩を把握しておき,診断,アレルゲン確定と適切な回避指導や生活指導,エピペン®導入を適切に行えることが期待されている。