増刊号 輸血検査実践マニュアル
各論
輸血副作用
非溶血性副作用
発熱,アレルギー,アナフィラキシー反応など
倉田 義之
1
,
清川 知子
1
,
林 悟
1
1大阪大学医学部附属病院輸血部
pp.261-265
発行日 1997年6月15日
Published Date 1997/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543903154
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
輸血を行うと,しばしば発熱や蕁麻疹を伴うことがある.また,まれにはアナフィラキシー・ショックなどの副作用を呈することもある.これらの副作用は非溶血性輸血副作用としてまとめられている.溶血性の副作用に比べると,アナフィラキシー・ショックの場合を除き副作用の症状は軽く,生命の危険もないことが多い.そのためもあってか,原因などについての検討は十分でなく不明な点も多い.
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.