連載 記憶に残る症例(10)
記憶に残る胎内感作と経母乳感作によるアナフィラキシー乳児と1年後に予言適中した口腔アレルギー症候群
佐々木聖
1
Sei Sasaki
1
1ささきアレルギー科クリニク院長
pp.1603-1606
発行日 2014年9月15日
Published Date 2014/9/15
DOI https://doi.org/10.20837/3201410149
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乳児アレルギー疾患の発症機序として母体から抗原が免疫伝達因子としてはたらく経胎盤感作があり,ピーナッツによるアナフィラキシー症例を発表した。 ヨモギ花粉に感作陽性約1年後にサクランボにて発症した48歳の口腔アレルギーの1例。眼瞼,頬部,口唇に強い硬性浮腫を呈した。