連載 アレルギー疾患の治療薬(14)
皮膚科領域・内服薬 ステロイド内服薬
中原剛士
1
,
中原真希子
2
,
古江増隆
3
Takeshi Nakahara
1
,
Makiko Nakahara
2
,
Masutaka Furue
3
1九州大学大学院医学研究院皮膚科・体表感知学講座准教授/九州大学大学院医学研究院皮膚科学分野
2九州大学大学院医学研究院皮膚科学分野 助教
3九州大学大学院医学研究院皮膚科学分野 教授
キーワード:
ステロイド内服薬
,
接触皮膚炎
,
アトピー性皮膚炎
,
蕁麻疹
,
重症薬疹
Keyword:
ステロイド内服薬
,
接触皮膚炎
,
アトピー性皮膚炎
,
蕁麻疹
,
重症薬疹
pp.1128-1135
発行日 2014年6月15日
Published Date 2014/6/15
DOI https://doi.org/10.20837/3201407100
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ステロイド内服薬はその強力な抗炎症作用により,多くの皮膚疾患に有効であることは経験的によく知られている。その反面,外用療法とは異なる様々な副作用が出現することから,対象・適応を慎重に見極める必要がある。また,使用する際にも減量や中止のスケジュールを十分に考えて使用することが重要である。 本稿では,一般的なステロイド薬の作用や種類とともに,皮膚科領域のアレルギー疾患治療におけるステロイド内服の位置づけについて,ガイドラインや治療指針の内容とともに概説する。