連載 アレルギー疾患の治療薬(12)
内科領域 ステロイド薬 経口・注射薬
山藤啓史
1
,
東田有智
2
Hiroshi Santo
1
,
Yuji Tohda
2
1近畿大学医学部呼吸器・アレルギー内科
2近畿大学医学部呼吸器・アレルギー内科 教授
キーワード:
ステロイド
,
グルココルチコイド
,
内服
,
点滴静注
,
難治性喘息
,
喘息発作
Keyword:
ステロイド
,
グルココルチコイド
,
内服
,
点滴静注
,
難治性喘息
,
喘息発作
pp.542-549
発行日 2014年2月15日
Published Date 2014/2/15
DOI https://doi.org/10.20837/3201403158
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ステロイドの中でもグルココルチコイドは抗炎症作用を持つことから,気管支喘息をはじめとしたアレルギー疾患の治療に広く使用されている。気管支喘息では気道の慢性炎症の遷延による,気道反応性の亢進により気流障害をきたす。現在の喘息治療では抗炎症療法を主体とした,非発作時の長期管理が重要であるとされ,吸入ステロイド薬が治療の中心となっている。しかし,難治例や,発作時の治療においては内服,静注などの投与も行われており,喘息の病態に応じた治療選択が必要である。