特集 成人気管支喘息の難治化要因とその対策
II.各論 9. 肥満~睡眠時無呼吸症候群
橋本修
1
,
権寧博
2
,
丸岡秀一郎
3
Shu Hashimoto
1
,
Yasuhiro Gon
2
,
Shuichiro Maruoka
3
1日本大学医学部内科学系呼吸器内科学分野 教授
2日本大学医学部内科学系呼吸器内科学分野 准教授
3日本大学医学部内科学系呼吸器内科学分野 助教
pp.558-568
発行日 2013年3月15日
Published Date 2013/3/15
DOI https://doi.org/10.20837/3201304082
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肥満などさまざまな併存症や因子が喘息の病態を修飾し,時には喘息の難治化と関連する。このために喘息に対する肥満の影響を理解する事は重要である。また,実際に肥満を伴った喘息患者を治療する時に,コントロール不良であれば次のステップに治療を強化する前に,減量と共に同一ステップ内での薬剤の追加も考慮する。このような観点から,本稿では肥満と喘息の関連について解説していきたい。