疾患と検査値の推移
睡眠時無呼吸症候群
髙井 雄二郎
1
1東邦大学医療センター大森病院睡眠時呼吸障害センター
pp.56-62
発行日 2022年1月1日
Published Date 2022/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543208591
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Point
●睡眠時無呼吸症候群(SAS)は咽頭が狭窄・閉塞する閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)が主体であり,心臓・脳血管および精神活動など幅広い疾患に関連性がある.
●OSAは自覚できないことが多く,第三者による指摘が必要である場合が多い.
●OSAの診断には簡易モニター(PM)が有用であり本邦で普及しているが,信頼性が低く,適用には限界がある.
●OSA診断として睡眠ポリグラフ検査(PSG)はゴールドスタンダードであるが,臨床検査技師が監視・解析するためには教育とトレーニングが必要である.
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