総説
ハウスダストの構成アレルゲン
秋山一男
1
,
福冨友馬
2
Kazuo Akiyama
1
,
Yuma Fukutomi
2
1国立病院機構相模原病院院長
2国立病院機構相模原病院臨床研究センター 診断・治療薬開発研究室 室長
pp.418-425
発行日 2013年2月15日
Published Date 2013/2/15
DOI https://doi.org/10.20837/3201303086
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アレルギー性疾患において,ハウスダストは重要な原因であるが,ハウスダストは単一のアレルゲンではない。ハウスダスト中で最も重要なアレルゲンは,チリダニで,次いでイヌ,ネコ,ガ類,ゴキブリなどである。それぞれのアレルゲンにより指導が異なるのでハウスダストとひとまとめに扱うのではなく,患者毎に特異的IgE検査によりこれらアレルゲンの感作を調べて環境整備の指導をすべきであり,必要に応じて免疫療法を実施する。