特集 アレルギー疾患における特異抗体の意義
II.アレルゲン特異IgE抗体の新しい測定方法 1.ImmunoCAP®ISAC
福冨友馬
1
Yuma Fukutomi
1
1国立病院機構相模原病院臨床研究センター
pp.38-45
発行日 2012年12月15日
Published Date 2012/12/15
DOI https://doi.org/10.20837/3201301038
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ImmunoCAP®ISAC(ファディア社〔Thermo Fisher Scientific〕),は,バイオチップ技術を用いた特異的IgE抗体の新しい測定方法であり,30μLの血清または血漿を用い,1回の検査で100種以上のアレルゲンコンポーネントに対する特異的IgE抗体を同時に測定することができる。近年の遺伝子工学技術の進歩に伴いCRD(Component-resolved diagnostics,Molecular Allergologyとも称す)の知見が集積されてきたことに伴い,この測定系に注目が寄せられている。