特集 蕁麻疹の病態と治療 アップデート
VI.IPSFに伴うコリン性蕁麻疹とステロイドパルス療法
米倉健太郎
1
,
河井一浩
2
,
金蔵拓郎
3
Kentaro Yonekura
1
,
Kazuhiro Kawai
2
,
Takuro Kanekura
3
1今村病院分院皮膚科部長
2鹿児島大学大学院医歯学総合研究科皮膚科学 准教授
3鹿児島大学大学院医歯学総合研究科皮膚科学 教授
pp.248-253
発行日 2013年1月15日
Published Date 2013/1/15
DOI https://doi.org/10.20837/3201302050
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IPSFは特発性後天性全身性無汗症のうち,若年者に急性発症し,ステロイドが著効するなどの特徴を有する一群である。温熱刺激により全身の皮膚にピリピリとした痛みを生じるのが特徴であるが,その際にコリン性蕁麻疹を合併することもあり,発汗低下を伴うコリン性蕁麻疹も同じ疾患概念として捉えられている。