特集 生物学的製剤・有用性
臨床例
寒冷蕁麻疹とコリン性蕁麻疹を併発しオマリズマブを使用した例
宮城 拓也
1
,
大久保 優子
,
高橋 健造
,
上里 博
1琉球大学 医学部皮膚科学教室
キーワード:
Prednisolone
,
鑑別診断
,
多剤併用療法
,
皮内テスト
,
Fexofenadine
,
Montelukast
,
Omalizumab
,
クライオピリン関連周期熱症候群
,
蕁麻疹-コリン性
Keyword:
Omalizumab
,
Diagnosis, Differential
,
Drug Therapy, Combination
,
Intradermal Tests
,
Prednisolone
,
Cryopyrin-Associated Periodic Syndromes
,
Montelukast
,
Fexofenadine
pp.345-348
発行日 2014年4月1日
Published Date 2014/4/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2014237171
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<症例のポイント>喘息に併発した寒冷蕁麻疹とコリン性蕁麻疹の33歳の女性症例を報告した。蕁麻疹はアイスキューブ試験、アセチルコリン皮内テストで陽性であったことから寒冷蕁麻疹、コリン性蕁麻疹と診断した。蕁麻疹は、免疫抑制剤内服、抗アレルギー薬などの薬剤ではコントロールが非常に困難であった。喘息の治療をかねてオマリズマブ(抗IgE抗体)を投与し、副作用なく蕁麻疹をコントロール可能となった。
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