特集 アレルギー疾患における特異抗体の意義
II.アレルゲン特異IgE抗体の新しい測定方法 2.アラスタット3gAllergy
小田嶋博
1
Hiroshi Odajima
1
1国立病院機構福岡病院副院長
pp.46-54
発行日 2012年12月15日
Published Date 2012/12/15
DOI https://doi.org/10.20837/3201301046
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アレルゲン特異的IgE抗体の新しい測定法として登場したアラスタット3gAllergyは,化学発光酵素免疫(CLEIA)法を原理とし,0.1 IUA/mLから500 IUA/mLまで再現性良く測定可能な高感度ワイドレンジ試薬である。アラスタット3gAllergyの測定結果は従来法であるイムノCAPと高い相関性を示し,臨床症状や診断との関連性が高く,より優れた臨床的可能性を有すると考えられた。アラスタット3gAllergyは,特異的IgE抗体検査の新たな試薬として期待されている。