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特集 次世代シーケンサーが可能にした感染学の新しい展開
2.NGSを使ったゲノム解析の基礎研究への応用展開 2)菌種・サブタイプ横断的な大規模比較ゲノム解析-進化,多様化,パンゲノム-
Large-scale intra-species or intra-subtype comparisons of genomic sequence-Evolution, variation, pangenome-s
小椋義俊
1
Ogura Yoshitoshi
1
1九州大学大学院医学研究院細菌学分野 准教授
キーワード:
細菌
,
ゲノム
,
系統解析
,
パンゲノム
,
ゲノムワイド関連解析
Keyword:
細菌
,
ゲノム
,
系統解析
,
パンゲノム
,
ゲノムワイド関連解析
pp.51-61
発行日 2017年6月25日
Published Date 2017/6/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201707051
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次世代シーケンサー(NGS)の登場により,細菌であれば,数百,数千株のゲノムを解読することが可能な時代が到来し,病原細菌のゲノム研究は新たな局面を迎えている。本稿ではNGSを使った菌種・サブタイプ横断的な大規模比較ゲノム解析について最新の研究動向を紹介する。また,公共データベースから取得したNGSデータを用いた実演により,MLST(multi-locus sequence typing)解析,in silico血清型別,ゲノムアセンブル,遺伝子アノテーション,パンゲノム解析,全ゲノム高解像度系統解析,ゲノムワイド関連解析について実験研究者でも簡単に行えるツールの紹介と解析方法を解説する。