Japanese
English
発行日 2016年12月25日
Published Date 2016/12/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201701026
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ペニシリンに代表される抗生物質は1940年台から本格的に臨床応用され,数多くの感染症患者を救ってきた。一方で,宿主代謝経路依存度の高いウイルスに対する治療薬開発は困難をきわめていたが,特異的抗ヘルペス薬Acyclovirの登場によって抗ウイルス薬開発は一気に加速し,現在はC型肝炎ウイルスをほとんどの症例で排除できるに至っている。今後の効率的な抗ウイルス薬開発に用いるスクリーニング法,治療対象となり得るウイルスについてワクチンとの棲み分けも含めて述べる。