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特集 食の安全と微生物汚染
7.腸管出血性大腸菌感染の現状と病原性
Current trends and issues of EHEC infection
八尋錦之助
1
,
野田公俊
2
Yahiro Kinnosuke
1
,
Noda Masatoshi
2
1千葉大学大学院医学研究院病原細菌制御学 准教授
2千葉大学大学院医学研究院病原細菌制御学 教授
キーワード:
: 腸管出血性大腸菌(EHEC)
,
検査方法
,
病原因子
,
毒素
Keyword:
: 腸管出血性大腸菌(EHEC)
,
検査方法
,
病原因子
,
毒素
pp.70-598
発行日 2016年3月25日
Published Date 2016/3/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201604070
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腸管出血性大腸菌(EHEC)感染は,下痢,出血性大腸炎,重篤な場合には,溶血性尿毒症症候群(HUS),脳症等を引き起こし,集団食中毒や散発下痢症の事例として毎年頻発している。この多くがO157型の血清型をもつEHECであるが,最近,非典型と言われるnon-O157型によるアウトブレイクが報告されている。本稿では,EHEC感染の現状とその病原性について,最近の知見を含めて概説する。