Japanese
English
特集 食の安全と微生物汚染
6.食品微生物の迅速・高感度検出法の適正な利用法 -より高度な食の安全保証を目指して-
Considerations required for proper utilization of rapid/high-sensitive detection method for food-born pathogen
山崎栄樹
1
,
倉園久生
2
Yamasaki Eiki
1
,
Kurazono Hisao
2
1帯広畜産大学畜産衛生学研究部門 助教
2帯広畜産大学畜産衛生学研究部門 教授
キーワード:
: 迅速検査法
,
公定法
,
妥当性確認
Keyword:
: 迅速検査法
,
公定法
,
妥当性確認
pp.64-69
発行日 2016年3月25日
Published Date 2016/3/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201604064
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- サイト内被引用 Cited by
食品の生産,流通,製造のすべての過程で,微生物に対する迅速・高感度検出法は不可欠なものとなってきている。また,これまでにも増して食品流通の国際化が進む中,より高度な安全性への要求や流通の高速化に対応すべく,迅速・高感度検出法の需要は高まる一方である。現在,食品製造現場においても多種多様な迅速検査法の利用が可能であるが,選択肢の多さゆえに,その中から各食品に対してもっとも効果的かつ適正な検査法を採用するためには,各検査法の検出原理や単純な検出感度に留まらず,妥当性や費用対効果への理解が重要である。