Japanese
English
特集 C型ウイルス肝炎の治療における最近の進歩
9.HIV合併C型肝炎の治療
Treatment of chronic hepatitis C in HIV patients
三田英治
1
Mita Eiji
1
1国立病院機構大阪医療センター消化器内科 科長
キーワード:
HIV
,
ART
,
INFフリー
,
DAA
Keyword:
HIV
,
ART
,
INFフリー
,
DAA
pp.89-93
発行日 2015年3月25日
Published Date 2015/3/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201504089
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
HCV(C型肝炎ウイルス)/HIV重複感染例はHCV単独感染例に比し肝線維化の進展が速いため,C型肝炎治療の成否が生命予後を左右する。Genotype 1型に対する治療は従来のプロテアーゼ阻害薬併用インターフェロン治療に加え,SVR(sustained virological response)率の高いインターフェロンフリー治療の登場が期待されている。Genotype 2型に対してもインターフェロンフリー治療がはじまると予想され,今後は,肝病変の進展度やインターフェロン治療歴,ART(抗レトロウイルス療法)の内容を考慮した治療戦略が重要となる。