Japanese
English
特集 乳幼児期のワクチンと感染症
4.百日咳ワクチン
Pertussis vaccine
岡田賢司
1
Okada Kenji
1
1福岡歯科大学総合医学講座小児科学分野 教授
キーワード:
ジフテリア・百日咳・破傷風(DPT)三種混合ワクチン
,
百日咳患者数と年齢
,
思春期・成人用三種混合ワクチン(Tdap)
Keyword:
ジフテリア・百日咳・破傷風(DPT)三種混合ワクチン
,
百日咳患者数と年齢
,
思春期・成人用三種混合ワクチン(Tdap)
pp.44-50
発行日 2014年2月25日
Published Date 2014/2/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201403044
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世界に先駆けわが国で開発された無細胞百日咳ワクチンはジフテリア・破傷風トキソイドと混合され,DTaP(diphtheria toxoid, tetanus toxoid and acellular pertussis)三種混合ワクチンとして1981年に導入された。ワクチン接種率向上にともない乳幼児の百日咳患者報告数は激減したため,世界でもこの有効性と安全性が評価され,広く使われるようになった。国内外で年長児・思春期・成人の百日咳が増えてきたことから百日咳ワクチンの改良が求められている。米国およびわが国の現状と対策をまとめた。