特集 薬剤耐性(AMR)対策アクションプランが示す方向性~新規抗菌薬・診断法の開発を含めて~
7.薬剤耐性(AMR)時代に求められる感染対策
松永展明
1
,
具芳明
2
1国立国際医療研究センター病院 AMR臨床リファレンスセンター
2国立国際医療研究センター病院 AMR臨床リファレンスセンター 情報・教育支援室長
pp.831-834
発行日 2018年3月1日
Published Date 2018/3/1
DOI https://doi.org/10.20837/1201803831
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日本では感染対策に対して長く取り組みがなされている。各医療機関へのアプローチから開始されたが,近年では地域病院の連携を重要視し,支援されている。2015年の世界保健機関(WHO)総会にて,薬剤耐性菌に関するグローバル・アクション・プランが採択され,本邦でも薬剤耐性菌に対する取り組みが強化,推進されてきている。今後は,病院と自治体が中心となり,関係機関(診療所,薬局,高齢者施設,保健所,地方衛生研究所等)と連携した活動整備が必要となってくる。