連載 薬剤師が知っておくべき 臓器別画像解析の基礎知識 79
13.産科婦人科分野 3)子宮筋腫の画像診断
天野創
1
1滋賀医科大学産科学婦人科学講座
キーワード:
子宮筋腫,MRI,GnRHアゴニスト療法
Keyword:
子宮筋腫,MRI,GnRHアゴニスト療法
pp.1579-1584
発行日 2017年7月1日
Published Date 2017/7/1
DOI https://doi.org/10.20837/1201707005
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子宮筋腫は生殖年齢の女性に見られる最も頻度の高い腫瘍である。子宮筋腫の治療方針決定には,患者の年齢や症状の有無・程度に加え,大きさ・発生部位・性状の把握が重要であり,それに対してmagnetic resonance imaging(MRI)が有用である。また子宮筋腫に対しては,外科的治療とともにgonadotropin releasing hormone(GnRH)アゴニストを用いたホルモン療法が有効であるが,骨粗鬆症など女性ホルモン低下に伴う副作用が問題となっており,新しいホルモン療法の確立に向けた研究がなされている。