第III部 治療における最近の新薬の位置付け〈薬効別〉~新薬の広場~
免疫抑制剤
安原眞人
1
1東京医科歯科大学大学院薬物動態学分野・教授
pp.316-323
発行日 2016年1月31日
Published Date 2016/1/31
DOI https://doi.org/10.20837/1201613316
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免疫抑制剤は,移植後の拒絶反応の抑制と,自己免疫疾患やそれによる疾患の治療に使用されている。2015年には,皮膚エリテマトーデスと全身性エリテマトーデスを効能・効果とする,ヒドロキシクロロキン酢酸塩と多発性硬化症治療剤のグラチラマー酢酸塩が承認された。これらの2品目を概説するとともに,免疫抑制剤をめぐる現在の開発動向の一端を紹介する。