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彩都産学官連携フォーラム2016日本発創薬の推進に向け臨床研究を活性化国策レベルで進む研究拠点の充実・強化
pp.602-609
発行日 2016年2月1日
Published Date 2016/2/1
DOI https://doi.org/10.20837/1201602602
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彩都産学官連携事業実行委員会は1月20日,大阪府豊中市の千里ライフサイエンスセンターで,「彩都産学官連携フォーラム2016」を開催した。同実行委員会は,5つの関係団体(大阪府,国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所,大阪医薬品協会,彩都〔国際文化公園都市〕建設推進協議会,千里ライフサイエンス振興財団)によって組織され,大阪府北部の医療研究クラスター地域である彩都の活性化と,そこで得られた事業成果の社会還元を推進している。フォーラムでは,行政や関係研究機関,製薬関連企業,ベンチャー企業等のさらなる連携強化を図るために,シンポジウムや最新の研究成果の発表が行われ,基礎研究の実績を医薬品開発へと円滑に移行させるための方策が討議された。特にシンポジウム「つなぐ~臨床研究から創薬へ~」では,日本の優れた創薬シーズを迅速に臨床へと届けるためには,どういった方策が必要とされているのか,行政や研究者,企業,臨床現場などの幅広い関係者から意見が報告された。