連載 患者のQOL向上と薬剤師の関わり PART II .服薬指導と病棟活動(90)
病棟薬剤業務シートの導入による 薬物療法の質の向上と安全性の確保
大木稔也
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1>医療法人社団明芳会イムス三芳総合病院薬剤部
pp.2701-2705
発行日 2014年12月1日
Published Date 2014/12/1
DOI https://doi.org/10.20837/1201411149
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チーム医療が推進される近年の医療において,薬剤の専門家である薬剤師には薬物療法の質の向上,安全性の確保が求められている。2010年4月30日の厚生労働省医政局長通知では,その具体的な業務が示された。また2012年4月の診療報酬改定では,病棟薬剤業務実施加算が新設された。
医療法人社団明芳会イムス三芳総合病院(埼玉県入間郡)では,独自に作成した「病棟薬剤業務シート」を用いて,患者の検査値や自他覚症状の継続的観察・評価をし,医師へ情報提供・処方提案等を行っている。これにより,薬物療法の質の向上と安全性の確保に貢献できると考える。