研究と報告
看護業務におけるパーソナルコンピュータの導入—看護ワークシートへの活用
根本 良介
1
,
中村 勇夫
1
,
田川 和子
2
,
田中 文子
2
1鳥取県立中央病院泌尿器科
2鳥取県立中央病院4階東病棟
pp.722-726
発行日 1996年8月1日
Published Date 1996/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905144
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はじめに
21世紀に向けての高度技術社会と高齢化社会に備えて,世の中のあらゆる分野で改革が進み,健康と繁栄を目指した生活を求めて多くの努力が試みられている.なかでも高度情報化社会の核ともなる情報管理の重要性は医療の分野でも例外ではなく,日常診療や看護業務の面での的確な対応と整備が求められる.
一般に医療の現場で用いられる病院情報システムは大型コンピュータによる医師の指示を発生源入力としたオーダーシステムが主で,医事会計の自動化,処方や検査業務の効率化,物品の在庫管理などを目的としている.最近では,これに医用画像システムや通信ネットワーク,電子カルテなどが組み込まれ,より統合化された診療システムへと開発が進んでいる.
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