連載 薬剤師が知っておくべき臓器別画像解析の基礎知識 44
8.神経内科学分野 2)中枢神経系における自己免疫性疾患の画像診断
穂苅万李子
1
,
河内泉
2
,
西澤正豊
3
1新潟大学脳研究所臨床神経科学部門神経内科学分野
2新潟大学脳研究所臨床神経科学部門神経内科学分野病院講師
3新潟大学脳研究所臨床神経科学部門神経内科学分野教授
キーワード:
画像診断,中枢神経,自己免疫性疾患,多発性硬化症,MRI
Keyword:
画像診断,中枢神経,自己免疫性疾患,多発性硬化症,MRI
pp.1895-1899
発行日 2014年8月1日
Published Date 2014/8/1
DOI https://doi.org/10.20837/12014081895
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中枢神経系における自己免疫性疾患は,〈1〉中枢神経に限局した臓器特異的疾患と〈2〉全身性自己免疫性疾患の一部分症としての中枢神経疾患に大別される。本稿では臓器特異的疾患として多発性硬化症(MS:multiple sclerosis),視神経脊髄炎(NMO:neuromyelitis optica),急性散在性脳脊髄炎(ADEM:acute disseminated encephalomyelitis),全身性自己免疫疾患として神経ベーチェット病と精神神経性全身性エリテマトーデス(NPSLE:neuropsychiatric systemic lupus erythematosus)をあげ,MRI(magnetic resonance imaging)検査の特徴を概説する。