連載 実務実習をより良くするために 8
岩手医科大学薬学部における長期実務実習の体制と工夫
高橋勝雄
1
,
工藤賢三
2
1岩手医科大学 名誉教授
2岩手医科大学 薬学部臨床薬剤学講座・教授
pp.2427-2432
発行日 2013年10月1日
Published Date 2013/10/1
DOI https://doi.org/10.20837/1201310139
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岩手医科大学薬学部の実務実習は,学部内で行う実務実習事前学習と,臨床現場で行う実務実習(病院・薬局)に分けられる。事前学習の実務基礎実習では,指導体制の工夫により,実習の充実と教員の負担軽減が図られた。実習施設は,実習費の統一されている岩手県内施設の確保に努めたが,急な出来事に対応できるほどの数ではなかったことから,2年目以降は他県の施設にも協力を得て,円滑に実習を進めることができた。また,評価や実習記録記載の不便さについて,Webシステムを導入することにより大きく改善し,巡回訪問にも良い影響をもたらすという余禄も生まれた。