教室だより
岩手医科大学
神崎 政裕
1
1岩手医科大学
pp.486
発行日 1967年5月20日
Published Date 1967/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413200181
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当教室は昭和5年4月,故増田六之助教授の御着任をもつて皮膚科泌尿器科教室として発足され,主に白癬菌に関する研究に没頭されたと承つている。昭和30年8月には増田教授が御逝去され,その後任として,慶応大学より,伊崎正勝教授が赴任された。当時より,皮膚科担当として,黒沢誠一郎講師(後に助教授に昇任),泌尿器科担当として,赤坂俊夫助教授が任用された。昭和36年4月には永年敏腕を振るわれた赤坂助教授が辞任され,その後任として慈恵医大泌尿器科より大堀勉助教授が着任され,泌尿器科学を担当され,研究に従事することになつた。また昭和39年4月小柴講師が着任され,昭和41年4月には皮膚科と泌尿器科それぞれの充実,発展のために,大堀助教授の教授昇任と相まつて,泌尿器科学構座として独立した。皮膚科学構座と分離独立後間もないため,教室員は未だ8人を数えるのみであるが,小人数なためまとまりもよく,大堀勉教授,小柴健助教授,神崎政裕医局長を中心として一致団結し,手前ミソではあるがお互に心のかよいあつた独特の教室ムードを持つているつもりである。また,4月には新入医局員をむかえて一層の発展充実を期している。
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